2009年12月11日

抗ガン効果のあるβ(ベータ)グルカン

キノコ類に含まれているβ(ベータ)グルカンには、免疫力を高めてガンを予防する効能があるといわれます。

この免疫力や抵抗力を高める作用によって体中に侵入した細菌や異物を排除したり、感染したとしても発病を抑制する抵抗力を与えてくれます。

免疫力が高まることによって、アレルギー反応を鎮めてガンなどの腫瘍を抑える効果があるのです

多くの研究者がこのように「免疫力を高めてガンを治す」ことのできる物質を探してきましたが、抗ガン活性をもった多糖(抗腫瘍多糖)の存在がきのこなどから発見されました。

多糖体というのはブドウ糖のような単糖がいくつも結びついた高分子物質のことで、その結び付きの違いで作用も異なってきます。

グルカンにはα型とβ型があり、ブドウ糖分子の結合の形で決まります。

β-(1→3)-D-グルカンというタイプのβ(ベータ)グルカンが免疫賦活作用やガンに対する予防効果、抑制効果などの効能が認められており、一般にβ(ベータ)グルカンとはこの種類ことをいいます

近年、吸収を促進するために分子量を小さくしたり、構造を改変したものなど種々のβ(ベータ)グルカン関連の物質が開発され、免疫増強作用をもつ機能性食品(サプリメント)として販売されるようになりました。



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