2009年10月13日

フコイダンの種類

一口にフコイダンといっても、さまざまな種類があります。同じフコイダンでも、種類や構造・抽出方法によって活性が全く異なります。

フコイダンの解明時に、まず2つのフコイダンが含有されている ことが分かりました。

それは、コンブ科の「F-フコイダン」、「U-フコイダン」、「G-フコイダン」、「L-フコイダン」、「GA-フコイダン」の5種類と、ナガマツモ科のオキナワモズクに含まれる「オキナワモズクフコイダン」で、それぞれの特徴は以下のとおりです。

■ F-フコイダン
  硫酸化フコースが主体となったもの。

■ U-フコイダン
  硫酸化フコース以外に、「グルクロン酸」と「マンノース」を含むもの。

■ G-フコイダン
  硫酸化フコース以外に、「ガラクトース(乳糖の構成成分)」を含むもの。

■ L-フコイダン
  硫酸化フコース以外に、「ガラクトース(乳糖の構成成分)」を含むもの。  

■ GA-フコイダン  
  硫酸化フコース以外に、「ガラクトース」「キシロース」「マンノース」「グルコース(ブドウ糖)」といった糖鎖を含むもの。
  そのほかにもウロン酸を多く含むという特徴があります。  
  GA-フコイダンは、ガニアシと呼ばれる昆布の仮根(かこん)にのみ存在するものです。

■ オキナワモズクフコイダン  
  硫酸化フコースに「ウロン酸」が結合したもの。アセチルフコイダンとも呼ばれています。



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Posted by zhongshan at 10:17│Comments(0)フコイダン
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