アラキドン酸とDHA

zhongshan

2009年11月06日 11:55

アラキドン酸もDHAも全身に広く存在しており、それぞれの場所で大切な役割を果たしていると考えられています。

DHAとはドコサヘキサエン酸のことで、魚油に多く含まれるオメガ3不飽和脂肪酸のひとつで、体内で作ることができず、食べ物から摂取しなければならない必須脂肪酸です。

イギリスの脳栄養化学研究所のマイケル・クロフォード博士が1989年に「原動力(The Driving Force)」という著書で、日本の子供が欧米の子供に比べて知能指数が高いのは、日本人が昔から魚をたくさん食べていたことが理由の一つであるとの記載したことで一躍脚光を浴びました。

アラキドン酸(ARA)と同様に脳細胞の膜に多く存在し、記憶や学習に重要な働きを果たすことが報告されていて、血中脂質低下や視力回復など、さまざまな作用も確認されています

DHAは世界中の大学や研究所の注目を集めていて、WHO(世界保健機構)とFAOの共同報告の中でもDHAの重要性が確認されています。

アラキドン酸もDHAも、記憶や学習などとの関わりが明らかになりつつある注目の成分です

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