アラキドン酸のはたらき

zhongshan

2009年10月05日 10:19

人間のからだは60兆個もの細胞からつくられていて、それぞれの細胞は細胞膜によって形づくられています。

細胞膜は内と外を隔てるだけの膜ではなくて、それ自体が活発に働く小器官として、栄養を細胞に取り込んだり老廃物を細胞の外に排出したりする機能があります。

アラキドン酸は、そのからだの基本単位である細胞膜を構成する重要な成分のひとつなのです。

また、私たちの脳は水分を除くと60%が脂質で占められていて、脂質中にはリン脂質と呼ばれる物質が最も多く含まれています。

このリン脂質の中で大きな割合を占める脂肪酸が、アラキドドン酸とDHAです。

アラキドン酸は体の中でプロスタグランディン2という物質に変化し、免疫系や神経系の機能調節や血圧調節作用などに影響して病気の予防や改善をはかります。

また、脳細胞を作って学習能力や認知応答力を高める働きがありますので、アラキドン酸を摂取すると学習能力や記憶力、認知応答力を向上させる効果があるといわれています。

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