フコイダンの種類
一口に
フコイダンといっても、さまざまな種類があります。同じフコイダンでも、種類や構造・抽出方法によって活性が全く異なります。
フコイダンの解明時に、まず
2つのフコイダンが含有されている ことが分かりました。
それは、コンブ科の「F-フコイダン」、「U-フコイダン」、「G-フコイダン」、「L-フコイダン」、「GA-フコイダン」の5種類と、ナガマツモ科のオキナワモズクに含まれる「オキナワモズクフコイダン」で、それぞれの特徴は以下のとおりです。
■ F-フコイダン
硫酸化フコースが主体となったもの。
■ U-フコイダン
硫酸化フコース以外に、「グルクロン酸」と「マンノース」を含むもの。
■ G-フコイダン
硫酸化フコース以外に、「ガラクトース(乳糖の構成成分)」を含むもの。
■ L-フコイダン
硫酸化フコース以外に、「ガラクトース(乳糖の構成成分)」を含むもの。
■ GA-フコイダン
硫酸化フコース以外に、「ガラクトース」「キシロース」「マンノース」「グルコース(ブドウ糖)」といった糖鎖を含むもの。
そのほかにもウロン酸を多く含むという特徴があります。
GA-フコイダンは、ガニアシと呼ばれる昆布の仮根(かこん)にのみ存在するものです。
■ オキナワモズクフコイダン
硫酸化フコースに「ウロン酸」が結合したもの。アセチルフコイダンとも呼ばれています。
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